大日本帝国憲法 のバックアップ(No.1)
- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- 大日本帝国憲法 へ行く。
- 1 (2016-06-13 (月) 16:58:44)
- 2 (2017-03-14 (火) 12:13:28)
大日本帝国憲法(だいにほんていこくけんぽう) †
1889年発布 国会開設にそなえて制定された憲法(国家の基本法)。 「明治憲法」ともいう。君主権の強いドイツ(プロイセン)の憲法を参考にして伊藤博文を中心に作成され,天皇が国民に与える形で発布された。
【大日本帝国憲法のおもな内容】
- 天皇……元首として国を統治すると定められ(天皇主権),帝国議会の召集・解散,軍隊の
指揮 ,条約の締結 や戦争の開始・終結などは,天皇の権限とされた。
- 内閣……大臣は個々の責任で天皇の政治を補佐するものとされた。内閣や内閣総理大臣に関する規定は憲法にはなく,議会との関係などは不明確であった。
- 陸海軍……天皇の指揮にしたがうものとされ,政府や議会に対しては責任を持たなかった。
- 国民……天皇の「
臣民 」とされた。言論・出版・集会・信仰の自由などの基本的人権は認められたが,法律の範囲内に制限されていた。
第二次世界大戦後,大日本帝国憲法は全面的に改正されて現在の日本国憲法になった。日本国憲法の施行(1947年5月3日)と同時に大日本帝国憲法は失効している。