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大陸棚 のバックアップソース(No.1)


[[地理Bランク]]

**大陸棚(たいりくだな) [#ca4c6292]

&color(mediumblue){大陸のまわりの,水深200mぐらいまでの傾斜のゆるやかな海底のこと。}; プランクトン(水面や水中で&ruby(ふゆう){浮遊};生活をしている動物・植物の総称)が多いことから,それをエサとする魚も多く,すぐれた漁場になっている。また,石油,天然ガスなどの地下資源も豊富である。


【参考】 

1958年の第一次国連海洋法会議で,大陸棚と沿岸国の権利が次のように定められた。 

-200mまたは天然資源の開発可能な水深までを大陸棚とする。 

-沿岸国は海底とその地下の天然資源の探査・開発について主権的権利を持つ。 

その後,国連海洋法条約が結ばれ,法的な大陸棚の規定は次のようになっている。 

-沿岸から200海里までの海底については,地形に関係なく,沿岸国は大陸棚とすることができる。([[排他的経済水域]]は,沿岸国のもつ大陸棚の権利を守る意味がある。) 

-海底の地形や地質が一定の条件を満たすとき,沿岸国は200海里の外側に大陸棚の限界を設定することができる。(大陸棚の延長については国連にデータを提出して,&ruby(しんせい){申請};する必要がある。日本は2012年に一部の延長を認められている。)