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[[歴史Aランク]]
[[歴史Bランク]]
**定期市(ていきいち) [#j6cd79c0]
&color(mediumblue){月に数回,決まった日に開かれた市のこと。}; 「市」は,多くの人が集まって,品物の売買や交換をすること。[[平城京]]や[[平安京]]にも市が設置されたが,各地で定期的に市が開かれるようになったのは,平安時代の後半ごろからである。鎌倉時代には月に3回,室町時代になると月に6回の定期市が開かれるようになった。交通の要所や大きな寺社の門前で開かれ,取り引きにはおもに中国から輸入された銅銭(宋銭や明銭)が使われた。
【参考】
-&ruby(さんさいいち){三斎市};……月に3回,10日ごとに開かれる市で,鎌倉時代中期には全国に普及した。四日市,五日市などの地名は,三斎市から生まれたものである。(例えば,五日,十五日,二十五日と,五のつく日に市が開かれた場所が五日市である。)
-&ruby(ろくさいいち){六斎市};……月に6回,5日ごとに開かれる市で,室町時代にさかんになった。江戸時代になると[[城下町]]に吸収されて,常設の市になっていった。