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桓武天皇 のバックアップの現在との差分(No.3)



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[[歴史Aランク]]

**桓武天皇(かんむてんのう) [#bc3784e4]

737年〜806年 &color(mediumblue){平安京に都を移し,律令政治の立て直しに努力した天皇。};

781年に即位し,次のような政策を行った。
 
-新しい都の建設……仏教勢力の強い[[平城京]]から都を移した。

--784年……都を長岡京(京都府)に移す。造営の責任者が暗殺されるなど,政治の混乱が続く。

--794年……都を[[平安京]]に移す。
--794年……都をさらに[[平安京]]に移す。

-[[蝦夷]]の征討……朝廷の支配に従わない東北地方の蝦夷に対して,たびたび兵を送った。

--[[征夷大将軍]]になった&ruby(さかのうえのたむらまろ){坂上田村麻呂};のはたらきによって,朝廷の支配地が拡大した。

--その後も,蝦夷の抵抗は東北各地で続いた。

-班田収授の実行……班田の期間を6年ごとから12年ごとに修正するかわりに,確実に実施させようとした。 

-[[国司]]の監督……国司の不正を防ぐために,国司を監督する&ruby(かげゆし){勘解由使};を置いた。 

-兵制の改革……農民を兵士とすることをやめ,[[郡司]]の子弟など兵とするを&ruby(こんでい){健児};の制を定めた。

晩年の桓武天皇は,人民を苦しめているのは軍事(蝦夷の征討)と造作(平安京の建設)であるという意見を受け入れて,2つの事業を中断することを決意している。