歴史Aランク
阿弥陀仏(あみだぶつ)にすがって念仏(ねんぶつ)をとなえ,極楽浄土(ごくらくじょうど)に生まれかわろうとする信仰。 阿弥陀信仰ともいう。
平安時代の中期には,仏教がおとろえて世の中が乱れるという末法思想が流行した。社会不安が高まるなかで浄土信仰がさかんになり,平等院鳳凰堂や中尊寺金色堂(こんじきどう)などの阿弥陀堂(阿弥陀如来像をまつる堂)が各地につくられた。