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[[歴史Aランク]]
**浄土信仰(じょうどしんこう) [#t6659533]
&color(mediumblue){&ruby(あみだぶつ){阿弥陀仏};にすがって&ruby(ねんぶつ){念仏};をとなえ,&ruby(ごくらくじょうど){極楽浄土};に生まれかわろうとする信仰。}; [[阿弥陀信仰]]ともいう。
平安時代の中期には,仏教がおとろえて世の中が乱れるという[[末法思想]]が流行した。社会不安が高まるなかで浄土信仰がさかんになり,[[平等院鳳凰堂]]や[[中尊寺]]&ruby(こんじきどう){金色堂};などの阿弥陀堂([[阿弥陀如来像]]をまつる堂)が各地につくられた。
-阿弥陀仏……すべての人々を救済するという誓いをたてた仏(聖者)。阿弥陀&ruby(にょらい){如来};ともいう。
-極楽浄土……阿弥陀仏が住む清らかでけがれのない世界。
【参考】
仏の中でも悟りを開いたものを如来という。
-&ruby(しゃか){釈迦};如来……仏教を開いた[[シャカ]]のこと。
-阿弥陀如来……極楽浄土に住み如来で,すべての人を極楽浄土に導く。
-&ruby(やくし){薬師};如来……病気を治すなど,現世利益をもたらす如来。
-&ruby(だいにち){大日};如来……密教における最高神で,宇宙の真理そのものをあらわす。