絶対王政 のバックアップ(No.1)
絶対王政(ぜったいおうせい) †
16〜18世紀のヨーロッパで行われた,国王による
【代表的な絶対王政の君主】
- エリザベス1世(1533〜1603)……イギリス(テューダー朝)の女王。国王が長となるイギリス国教会を確立し,政治・宗教の両面で支配者となった。スペインの無敵艦隊を撃破し,その後の海外発展の道を開いた。晩年は議会ときびしく対立した。
- ルイ14世(1638〜1715)……フランス(ブルボン朝)の国王。貴族の反乱をおさえて絶対王政を確立した。経済の発展に力を入れ(重商主義),壮麗なベルサイユ宮殿を築き,対外戦争をくり返した。「
朕 (国王の自称)は国家なり」と宣言し,太陽王と呼ばれた。
- ピョートル1世(1672〜1725)……ロシア(ロマノフ朝)の初代皇帝で,ロシアの近代化に力を入れた。自ら使節団に加わり,オランダの造船所で労働者として働いた逸話は有名。スウェーデンと戦ってバルト海をロシアの勢力圏にし,新首都ペテルブルグを建設した。