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防人 のバックアップ(No.1)



歴史Dランク

防人(さきもり)

律令(りつりょう)制度における兵役(へいえき)の1つで,北九州の警備にあたった。 装備や北九州までの往復の食料は防人自身が用意するものとされ,その負担は大きかった。

白村江の戦いに敗れたあと,(中国)の攻撃に備えるために防人が制度化された。すべての成人男子に3年間防人をつとめる義務があったが,はじめはおもに東国の農民が徴用(ちょうよう)された。大宰府(防人を指揮した)の権限が弱まるとともに,10世紀の前半頃に消滅した。