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高度経済成長 のバックアップ(No.4)



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高度経済成長(こうどけいざいせいちょう)

1950年代の半ばから1970年代の初めにかけて,日本の経済が世界でもまれな急成長を続けたこと。 高い経済成長率が続き,国民総生産は資本主義国ではアメリカ合衆国に次いで第2位となった(1968年)。家庭電化製品の普及などもあって人々の生活は便利で豊かなものになったが,過疎過密公害などの問題も深刻化した。

  • 経済成長率……1年間に国民総生産(または国内総生産)がどれだけ増大したかを数字で表したもの。1960年代の日本の年平均経済成長率は10.7%であった。
  • 国民総生産(GNP)……一定期間(ふつう1年)に国民が新しく生産した財やサービスの価値の総計のこと。生産額から原材料や燃料などの費用をひいたもので,経済活動のようすをみる目安になる。なお,経済の国際化が進んだ現在は,国内総生産(GDP)や国民総所得(GNI)が目安として用いられるようになっている。

【高度経済成長】

  • 1955年……神武(じんむ)景気とよばれる爆発的な好景気となり,高度経済成長がはじまる。
  • 1956年……経済白書に「もはや戦後ではない」と記される。電気冷蔵庫・電気洗濯機・(白黒)テレビの三種の神器(じんぎ)が人気を集める。
  • 1959年……水俣病の原因が有機水銀であると公表される。
  • 1960年……池田勇人(はやと)首相が所得倍増計画を発表する。
  • 1963年……名神高速道路が部分開通する(日本最初の高速道路)。日米間の衛星中継が実現する。
  • 1964年……東海道新幹線が開業する。東京オリンピックが開催される。
  • 1966年……いざなぎ景気とよばれる長期的な好景気がはじまる。自動車,エアコン(クーラー),カラーテレビの3Cが普及する。
  • 1967年……公害対策基本法が制定される。四日市ぜんそくの患者が訴訟おこす。
  • 1968年……国民総生産が資本主義国のなかでアメリカ合衆国に次いで第2位になる。(「資本主義国のなかで」とあるのは,経済の仕組みが違う社会主義国とは比較できないため。)
  • 1970年……日本万国博覧会(大阪万博)が開催される。
  • 1971年……環境庁が発足する。ドル・ショック。
  • ドル・ショック……アメリカのニクソン大統領がドルと金の交換停止などを決定して世界経済に大きな衝撃を与えたことで,ニクソン・ショックともいう。これによって22年間続いた1ドル=360円という為替相場(日本の輸出にとってはたいへんに有利であった)もくずれた。
  • 1972年……札幌オリンピックが開催される。山陽新幹線が部分開業する。
  • 1973年……第一次石油危機。 物価が急上昇する(狂乱物価)。
  • 第一次石油危機……第四次中東戦争にともない,アラブの産油国が原油の値上げや輸出停止などを決めて先進工業国に大きな打撃を与えたことで,オイル・ショックともいう。
  • 1974年……第二次世界大戦後初めて経済成長率がマイナスとなり,高度経済成長が終わる。