太政官 の変更点
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[[歴史Dランク]] **太政官(だいじょうかん) [#j3a696a1] &color(mediumblue){日本の律令制度で,朝廷の政治の中心となった最高機関。}; 長官に太政大臣・左大臣・右大臣があり,八省を監督した。 -長官 --太政大臣……最高職だが,適当な人物がいるときだけ任命された。 --左大臣……実質的には,政治の最高職であった。 --右大臣……左大臣を補佐した。 -次官 --&ruby(だいなごん){大納言};など -八省 --&ruby(なかつかさしょう){中務省};……天皇周辺の事務 --&ruby(しきぶしょう){式部省};……役人の人事や教育 --&ruby(じぶしょう){治部省};……仏事や外交 --&ruby(みんぶしょう){民部省};……戸籍や国の財政 --&ruby(ひょうぶしょう){兵部省};……軍事や警備 --&ruby(ぎょうぶしょう){刑部省};……裁判や刑罰 --&ruby(おおくらしょう){大蔵省};……物資の管理など --&ruby(くないしょう){宮内省};……宮中の一般事務など 太政官の他に,祭りの儀式などを担当する&ruby(じんぎかん){神祇官};もおかれていた。 【参考】 明治時代にも太政官が置かれたが,この場合は「だじょうかん」と読む。内閣制度の発足にともなって廃止されている。