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為替相場 の変更点

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[[公民Bランク]]

**為替相場(かわせそうば) [#qb4c1258]

&color(mediumblue){異なる通貨の交換比率のこと。}; 為替レートともいう。 

日本では円とドル(アメリカドル)との為替相場が最も重視されていて,新聞やテレビでは「1ドル=120円」のように,ドルと円の為替相場がつねに報道されている。(円とユーロの為替相場などもよく報道されている。)

現在の為替相場は,通貨の[[需要量]]と[[供給量]]の関係によって日々,変動している。 

-ドルを売って円を買いたいという人が増えれば(円の需要量とドルの供給量が増える),1ドル=120円から1ドル=115円のように,円の価値が上がり,ドルの価値が下がる。これを「[[円高]]ドル安」という。 

-円を売ってドルを買いたいという人が増えれば(円の供給量とドルの需要量が増える),1ドル=115円から1ドル=120円のように,円の価値が下がり,ドルの価値が上がる。これを「[[円安]]ドル高」という。 

通貨の需要量と供給量が変わる原因としては,次のようなことがあげられる。 

-両国間の貿易……日本からアメリカへの輸出が多くなると,代金の支払いのためにドルが売られ,円が買われる。 

-円とドルの金利差……円の金利よりもドルの金利が高くなると,円が売られ,ドルが買われる。為替相場の日々の変動に関しては,金利差の影響が大きいと考えられている。 

-国際情勢……戦争がおこると,ドルが買われることが多い(アメリカは世界最大の軍事力を持つから)。自然災害や政治情勢(政権の交代など)が影響することもある。

【参考】
 
新聞などを見ると,為替相場が「1ドル=120.44円〜120.48円」のようになっている。これは銀行間で取り引きをするときの為替相場で,「1ドル=120.44円」の比率でドルを買い,「1ドル=120.48円」の比率でドルを売ることを表している。

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【ドルと円の為替相場の歴史】 

-金本位制……各国が金と交換できる紙幣を発行する制度。金という絶対的な基準があったので,為替相場は安定していた。

--1871年……日本の金本位制度がはじまる。1円を1ドルと同じ1500mgと定めたので,1ドル=1円の為替相場であった。 

--1897年……[[日清戦争]]の賠償金をもとにして本格的に金本位制度がはじまる。このとき,1円を金750mgとしたため,1ドル=2円の為替相場になった。 

--1917年……[[第一次世界大戦]]のため,金輸出を禁止する。 

--1930年……金輸出を解禁して金本位制度に復帰したが,[[世界恐慌]]の打撃を受け,翌31年末に再び金の輸出を禁止した。日本の金本位制度はこれで事実上停止され,[[管理通貨制度]]となった。 

-固定相場制……各国の政府間で固定相場を決定し,維持する制度。

--1949年……ブレトン・ウッズ体制(国際通貨基金などを中心とする体制)のもとで,為替相場は1ドル=360円に固定された。この為替相場は日本の輸出産業に有利で,[[高度経済成長]]の大きな原因となった。 

--1971年……アメリカ合衆国のニクソン大統領が,ドルと金の交換を停止する(ニクソン・ショック)。主要10か国によってスミソニアン協定が結ばれ,為替相場は1ドル=308円になった。

-変動相場制……需要と供給に応じて為替相場が変動する制度。 

--1973年……固定相場制の維持が困難となり,各国が変動相場制に移行する。この後,全体としては円高の傾向が進み,1980年代前半には1ドル=200円〜250円で推移するようになった。 

--1985年……アメリカの財政危機が深刻化するなかで,アメリカ合衆国,日本,西ドイツ(当時)などがドル安を受け入れることに合意する(会場となったニューヨークのプラザホテルの名を取って,プラザ合意とよばれる)。この結果,急激に円高が進み,1987年には1ドル=120円台までに上昇する。なお,政府が円高に苦しむ輸出企業のために低金利政策をとったことが,[[バブル経済]]の発生する大きな原因にもなった。 

--1995年……円高がさらに進み,一時は1ドル=80円台という超円高となる。 

--1998年……バブル経済の崩壊とともに円安に転じ,一時は1ドル=140円台まで下落する。 

--2008年……リーマン・ショック(アメリカの証券会社リーマン・ブラザーズの経営破綻をきっかけとする,世界的な金融危機のこと)起こる。打撃が小さいとされた円が大量に買われたことから円高が進み,12年ぶりに1ドル=100円台を割り込み,一時は1ドル=87円台までになる。 

--2011年……[[東日本大震災]]が円高をさらに進めることになり,1ドル=76円台にまでなる。(復興資金を得るために日本の投資家がドルやユーロを売って円を買うと予想されたことから,世界中で円が買われ,円高となった。)

--2013年……安倍内閣の金融政策(「アベノミクス」と呼ばれる)によって円安が進み,1ドル=100円台までになる。
--2013年……安倍内閣の金融政策(「アベノミクス」とよばれる)によって円安が進み,1ドル=100円台までになる。